保険治療で一番問題なのは、診察時間です。
現在の保険制度は、30年以上前につくられました。
当時は、むし歯の患者さんが非常に多く、むし歯を治す治療が主流でした。
そのため、患者さんを多く治療した歯科医院が高収入になるシステムとなり、今も変わっていません。
そうすると限られた診療時間の中で、多くの患者さんを治療しようとすれば、患者さんの診療時間は必然的に短くなってしまいます。
保険治療では、1日に25人の患者さんを診療する必要があると言われています。
8時間間で25人、一時間で約3人、つまり一人あたりの20分です。
美容室や整体などに行ったしても、20分でどこまで満足出来るでしょうか?
歯の治療は、本来とても時間のかかる治療です。
しかも当院は、抜かず・削らず歯を残す治療を一番のコンセプトとしてマイクロスコープを使用するため、治療は繊細で高度な治療になります。
(マイクロスコープを使用する治療は、1日4〜5人が限界と言われております)
また、当院は院長が歯石の除去、歯型採り、仮歯の製作から全て一人で行います。
したがって、1人20分では、お互い満足のいく治療は不可能に近いという結論に達しました。
患者さんには現状をすべてお話し、治療方針や費用など、ご納得いくまでご説明せさていただきます。
どんな治療方法を選択するかは、患者さんの自由意思です。
患者さんにとっても、自由診療なのですから。
治療は世界基準を目指しても、費用は北海道基準に考えています。
もう、やり直し治療の繰り返しで、歯を失うことにstopをかけましょう!
坂東歯科医院
院長 坂東 信
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